【賃貸】新生活のお部屋探しで失敗しないためのコツ
ハイどうも。マサキです。
実は元不動産屋さんのマサキです。
そうなんですよ。僕元不動産屋さんなんです。
宅建もとりましたよ~。ペーパーですけど。
さて、今日は新生活の時期には少し乗り遅れた感がありますが、新生活の為のお部屋探しで失敗しないためのアドバイスを、僭越ながらさせていただきたいと思います。
しかも僕はお引越し大好きなので、お引越し経験もそこそこあったりします。
お部屋探しお手伝い側の目線と実際にする側の目線と両方の経験を踏まえているので、なかなか面白いかもしれませんよ♪
そもそもお引越しって人生でそう何度もするもんじゃないので、割と一大イベントですよね~。(僕みたいなマニアを除いては。)
そんな一大イベント、誰だって失敗したくないもんですよね。
しかも結構お金もかかるし。生活の拠点となる家がダメだともう生活の全てがダメになっちゃう気がしますもんね。
そうなると慎重に慎重に選びたくなります。
しかし、ここに落とし穴があります。
今回はこの部分にフォーカスしたいと思います。
お部屋探しで失敗しないためのコツ
それはズバリ、
『足踏みしすぎないこと!』
これにつきます。
先程も言ったとおり、失敗したくないがためにみんなどうしても慎重になります。
慎重になるのは良いことです。すべてノリで決めてしまえということではありません。
しかし、慎重に吟味すべき条件と、ある程度運に任せる条件をしっかり把握することが大事なんです。
つまり、防げる条件と防げない条件を把握すると言い換えられます。
そうでないと、無駄なところで足踏みをし過ぎていい物件に飛びつけず結果的に損をすることになります。
このいい物件を取り逃がしてしまうことや、こだわりすぎたり悩みすぎることで時間や労力を消耗することこそ、最大の失敗とも言えます。
その結果、仕方なく他の物件で妥協したりすることにもなりかねません。
そうなってはもう目も当てられません。
「妥協して選んだ家」
と心のどこかで思いながら住み続けるんです。
しかもそうやって選んだ家ほど、何かトラブルがあった時にすごく残念な気持ちになります。これが夫婦で、どちらかの足踏みが原因でそうなったのなら、とんでもない夫婦喧嘩に発展し兼ねません。
そこで、防げる条件、防げない条件をリストアップしたいと思いますので、是非お付き合いください♪
≪防げる条件≫
気を付けていれば、もしくは少しコツがわかっていれば防げる条件です。
これを知っていれば、イージーミスは無くなります。
上手な部屋探しの基本ですね♪
- 家賃 → 相場より高くないか
- 設備 → 希望の物が揃っているか
- 間取り → 手持ちの家具の配置が問題なく
- 日当たり → 方位は良くても遮るモノはないか
- 周囲の環境 → 明らかにごみ屋敷があったり怪しい車両が停まっていないか
- 最寄りのスーパーへの距離等、周辺施設へのアクセス
- 交通機関へのアクセス → 表記だけでなく、実際に歩いた距離感
- 土地柄 → どのような土地柄か。知人や近隣居住者に確認できる範囲で
- 公園の有無 → 必要な場合確認
- 最寄りの学校等へのアクセス → 必要な場合要確認※通学ルートなど
代表的なところでこのような項目があります。当たり前の事ばかりですが、意識していないと、新生活に胸が躍っていたり、急な転勤でバタバタしている時は結構おろそかになります。
事前情報などでわかることは確認してつぶしておこうということです。
慣れてくれば感覚でわかるようになりますが、そう何回もすることではないので、やはり最初のうちは意識しておかないとなかなか難しいですよね。
それに、遠方の人なんかは実際現地に行って確認というのも難しい場合もありますね。
そんな時おすすめの方法は、Googleマップを活用することです。
ストリートビューを使えば周辺環境もわかるし、Googleマップの経路検索は実際の移動時間にかなり近いので、おススメです。
家賃相場や設備に関しても、しっかり不動産サイトを確認していれば問題ないはずです。
やたら綺麗な写真にテンションあがってよく見ずに申し込みをしたり、内見予約をしたりすると、費用も時間も無駄になってしまいますからね。
確認できるところはしっかり確認。できれば内見をする前に確認しましょう。
仮に内見を先にすると、とてもいい内装だった場合にこれまたテンション上がって肝心なところを確認せずに、失敗するということもあります。
もちろん、他のどんな条件よりも内装が最優先という方は問題なしです。
他のお申し込みが入る前に即決しましょう。
≪防げない条件≫
お次は防げない条件。
これはどんなに悩んでもしょうがないこと。こだわりすぎるといたずらに時間と労力を消耗してしまうことです。
つまり、運の要素が強い部分ですね。
この項目については、なぜ、防げないのかという部分を防げる条件よりも細かく解説していきます。
・上下、および隣人の内容
はっきり言って未知です。場合によっては玄関前の様子や、ベランダの様子から察することはできます。余程やばそうな雰囲気が漂っていた場合は避けるべきですが、外からの情報が得られない場合は未知数です。(防げる条件で周囲の環境と言ったのは、この外部からわかる範囲の情報ということです。)
ましてや不動産屋さんに「お隣さんてどんな人ですか?」という無意味な質問はやめましょう。
そこで、「お隣さんやばいですよ。」って言う不動産屋さんがいたらいいですけど、まあいませんよね。紹介した部屋に住んでほしいのが不動産屋さんです。
というか、不動産屋さんもすべての居住者の情報を知っているわけではないですし、仮に知っていたとしても、内見に来ただけの申し込みも契約もしていない人にそんな情報を開示できるわけがありません。
更には不動産屋さんも知っている人で「案内時とか契約時とってもいい人だったので、安心ですよ!」と言われたところで、もしかしたら隣人に対してうるさいクレーマーだったりするかもしれません。一度会ったことのある不動産屋さんの情報程度では何もわかりませんよね。
しかも賃貸の場合入れ替わりもあるので、入居時に気にしすぎても意味がないです。
はっきり言って運です。
唯一言えることは、家賃が極端に安い物件は入居者層も当然低めになります。ご覚悟ください。
・大家さんの良し悪し
これも気にしても意味がない項目。
上記の入居者さんの内容と同レベルですね。
確かにいい大家さんであれば何かあった時にすぐに対応してくれたりするイメージがあります。逆に悪い大家さんだと対応が悪かったり、ちょっとしたことで注意されるようなイメージがありますね。
でもこれほとんどが昔のイメージです。今はそもそも大家さんは表にあんまり出てこないので、管理はほとんど管理会社さんに任せていたり、もしくは所有者がそもそも法人だったりするケースも珍しくないです。
もちろん大家さんが近くに住んでるパターンもあるにはありますけど情報を入手するのは不可能に近いです。
なので、これも不動産屋さんに「大家さんてどんな方ですか?」って聞くのは不毛です。
すごくいい大家さんだった場合は不動産屋さんも「すっごいいい人なんですよ~!」って言ってくれますけど、知らなかったりはぐらかされることがほとんどです。
「お会いしたことないんでちょっとわからないですね~」的なニュアンスで。
気にするのであれば、管理会社さんです。
管理会社さんの名前を聞いたり、確認して、それをネットに打ち込んで口コミを見る方が何倍も役立ちます。この方法はおススメです。
管理会社さんの名前なら不動産屋さんも知ってるはずですから。
(※内見の時は管理会社さんを通さなければならないからです。)
※実際に既に入居している人に、内見時等に偶然会ったら聞いてみる価値はあるかも??(迷惑にならない程度に)
・実際の住み心地や街の空気
こればっかりは住んでみないとわかんないです。
一度歩いてみたり、駅を降りただけ、内見をしただけではわからない微妙な住み心地というものがあります。そういうこだわりが強い方はここを心配して物件選びや住環境選びで余計な足踏みをしてしまいます。
しかし、何度も言いますが、住み心地はあくまで住み心地。住んでみないとわかりません。
とはいえ感覚は大事。つまり変に考えすぎず、最初の印象で決めてもいいと思います。
もちろん、上記の防げる条件を加味した上で、ですが。
・今後の環境の変化
例えば、家のすぐ裏に大きなマンションが建って日が遮られる。
近くで大きな長期の工事が始まって、騒音が続く。
突然住んでいるアパート・マンションが取り壊しになる、等。
予測がつかないことです。
不動産屋さんはわかっている範囲では答えなければならないので、聞いてもいいと思いますが、過剰に心配しても仕方がないです。
現状の環境が問題なければ気にしないのが吉。
これもはっきり言って運です。
まとめ
まとめの言葉は決まってます。
『住めば都』
一番大事なコツは、
「自分で最も大事な条件を決めていい条件があれば冷静に飛びつくこと」
これさえ肝に銘じておけば、多少失敗があっても、
「自分で納得して選んだ結果だ。後悔はない。」
と割り切れるものです。
良い言葉ですよね。
「住めば都」
当初心配していたことも意外と大丈夫だったり、思わぬいい発見があったり、素敵な散歩スポットや穴場のお店を見つけたり、前向きに選ぶことにはメリットがたくさんあります。
お部屋探しにおいて、
「慎重さは身を救い、杞憂は身を滅ぼす」
なんか名言大会みたいになってきたので、そろそろ終わりますか。
それではみなさんも、良いニューハッピーライフを♪
マサキでした☆